思い描いていた雲上の園~鳥海山・月山②
思い描いていた雲の上の楽園~鳥海山・月山②
2019.8.4 月山(1,984m)
2日目は月山、花が綺麗なことで知られる東北の名山です。私は小学校の頃に湯殿山と羽黒山に登ったことがあり、いつか出羽三山の最後の一つ、月山に登ることを心待ちにしていました。とはいえ、折角山形まで行くなら鳥海山もいってみたい。そう思って機会を待っていたら、いつの間にか結構経っていたといったところです。
月山8合目駐車場~仏生池小屋~山頂~仏生池小屋~月山8合目駐車場
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さて、月山のコースはいくつかあり、雪渓を楽しむなら南側の志津(姥沢)口、池塘を眺めて歩くなら北側の羽黒山口のイメージだったので、今回は北側から進むことにしました。前日の鳥海山では猛暑に疲れ果てたので、この日は暑くなる前に下山するのが目標です。
朝焼けとともに出発です。池塘には花が少し残っており、それらに日があたっていく様を見ながら先を目指します。
徐々に空が青くなってきて、
弥陀ヶ原の池塘群に朝陽がかかるのを眺めながら、標高を上げていきます。
初級向けのコースとのことだったので、整備された木道をのんびり歩いていくのかな?と油断していたのですが、弥陀ヶ原を抜けたあたりから続く無量坂はしっかりとした勾配があり、登っているとすぐに暑くなってきます。
まずは目の前に見える、あの頂を目指して。それが何回か続くこととなります。
仏生池小屋について一息。ここに宿泊している方がちょうど出発するころでした。もう少し早い時期にこれたら、もっと花が綺麗なのかな?
山頂まで緩やかに登り続けるため、景色も道程も眺めやすい素敵なコースです。そうしたこともあってか、修験者の方々や、出羽三山詣りをされる方々が大勢いらっしゃいました。ただこのコース、公式ホームページでは初級と記載されていますが、関東近辺の初級ハイキングをイメージすると大変かもしれません。
ということでおよそ3時間ほどで、月山の山頂に到着。姥沢方面からもどんどん人が来ており、かなりの賑わいでした。
山頂付近にも池塘がいくつか。少し涼んでから、もっと暑くなる前に下山します。ここまで来ると、この日は雲より少し上ですね。
蜻蛉も一休み。
一か所だけ、まだ雪渓が残っている所がありました。
帰りは花の写真を撮りながらのんびりと。
青空ともあいますね。
足元を見ると、夏の盛りですがさまざまな花が咲いています。
あまり日が昇ってしまうと、白い花の写真が撮りにくくなるのが難しいですね。
山頂方面を振り返って。
徐々に雲の下へと。
鳥海山と月山、どちらも花の百名山といわれるのがよくわかります。
麓まで戻って、池塘群が目に入ってくるとほっとします。この後、池塘群をのんびり見て回りながら駐車場まで戻りました。下山した時間帯は弥陀ヶ原を観光している方がかなり多く、私たちのような登山の方が珍しいほどの賑わいでした。
暑くなってきました。わかるよ。
地元の温泉に入ってから、昨晩食べれなかったワンタンメン。のんびりくつろいでから、無事に庄内を後にしました。ここからの運転がまた長いのですけど~。
ということで、やっと行けた鳥海山と月山。幸いなことに天気に恵まれ、程よく雲が出ていて、雲の上を歩いているような産業でした。どちらも、麓から見ても登っていても素敵な景色が広がり、あぁ東北まで来たんだっていう充足感もあって、また来たくなりますね。