画を探して

ブログタイトルが決まらないので(仮)のつもりでしたが、そのままこのタイトルになりそうです。

雪と緑、花に滴~越後駒ヶ岳

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雪と緑、雨滴と花々

2019.6.1 越後駒ヶ岳 (2,003m)

初夏ならではの緑と雪の縞模様を見たくて、新潟の越後駒ヶ岳に行ってきました。この時期はまだ枝折峠から進入できないため、麓の銀山平からの往復を選択。ただ開始早々道が分かりづらく、30分以上迷って藪漕ぎすることに・・・。

また中盤以降は前日振った雨のせいで雪質がかなり悪く、今にも降りそうな天気模様。降り出したら即下山かなぁと不安を抱えつつ、青空が見えるのを願って山頂へと進んでいったのです。

銀山平~道行山~小倉山~駒の小屋~越後駒ヶ岳~小倉山~道行山~銀山平

 

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夜が明けてきたところで、銀山平を出発します。登山口には「河は眠らない」という石碑が。

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夜半まで降っていた雨は止んだのですが、進路には厚い雲がかかっており、なかなか難しい天気の一日となりそうです。

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時折雲の切れ目から、遠くの山々がのぞきます。

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さて開始早々、地図+GPSを使っていても取りつきの場所がわからず、右往左往してしまいました。正解ルートはこの雪の奥。前日の雨で直進するステップが全部崩れて、わかりにくかったのです。

まっすぐ突っ切るには難しそうだったので、写真左側を登っていったのですが、もしツルっと滑ったら、右の小川まで真っ逆さま・・・。中々緊張しました。

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この日はカタクリやイワカガミをはじめ、さまざまな花を見ることができました。

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小倉山分岐辺りまで来ると、枝折峠からの道と合流し、道はだいぶわかりやすくなります。ここからは稜線を進むのですが、相変わらず雲行きは悪く、一雨降らないか心配な状況。

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雪質も悪くずるずると滑るような・・・、もし降ったら駒の小屋付近の傾斜は難しいと思うので、撤退するしかないかなぁと悩みつつ先を急ぎます。

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駒の小屋まで到着すると、少しずつ青空が見えるようになってきました。これはもうさっさと頂上までいくっきゃない。

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ということで山頂まで行くと、周囲は少しずつ晴れてきて、緑と雪のゼブラ模様も見えてきました。

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ホッと一息、写真を撮りながら駒の小屋でのんびりします。ちなみにこの日、駒の小屋~山頂の間は写真左側に見える緑の部分を進みました。

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一方、駒の小屋の下部はこれくらいの急傾斜です。小屋の方に、右手側の緑の部分の道を教えて頂いたので、帰りはそちらを使いつつ慎重に降りました。

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結構距離が長かったのですが、周囲の山々が綺麗に見えると、来て良かったなぁと思える良い旅路でした。

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今回、特に気になったのが左手奥に見える鋭鋒。荒沢岳でしょうか。

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いつか登りに行きたい山です。

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残念ながら、山頂方向は最後まで雲に包まれてました。

期待していた緑と雪の絶景とまではいかなかったのですが、雲いっぱいの景色を満喫。カタクリやイワウチワ、ショウジョウバカマの群生にも癒され、雪残る夏山?を楽しんできました。この時期の越後の山ならではといえる、周囲の素敵な展望が心に残る一日でした。