画を探して

ブログタイトルが決まらないので(仮)のつもりでしたが、そのままこのタイトルになりそうです。

天馬尾根の秋色~栗駒山

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天馬尾根の秋色~栗駒山

2019.10.6 東栗駒山(1,434m)~栗駒山(1,627m)~秣岳(1,424m)

妙高・火打方面の計画を練っていたのですが、この週も天気がどうにも思わしくなく。それならいっそ東北まで行きますか!と、秋色を求めて栗駒山まで行ってきました。

ところが遥々来たにも関わらず、早朝辺りまで小雨が止まなくて、登り始めて天気が回復してきたと思いきや、次第にガスに包まれたり、雨に降られたりと難しいお天気の一日でした。また残念ながら、東栗駒から本峰にかけての紅葉の絨毯はほぼ終わりかけ。ただ、後ほど紹介する天馬尾根から秣岳を巡る旅路は期待通り。栗駒山に行くなら是非、歩いてみてほしいコースです。

須川温泉~名残ヶ原~産沼~東栗駒山~栗駒山~天馬尾根~秣岳~須川湖畔

 

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まだ小雨が降っていますが、夜も明けてきたので、駐車場のある須川温泉を後にします。温泉あっつあつ。帰りに寄れるかな?今回も片道5時間の運転、有難うございました。

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温泉の流れる横を登って、登山開始。

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雨露が残る登山道を歩きます。

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少し歩くと名残ヶ原という名所に到着しました。お天気が良ければさぞ絶景なのでしょう。

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でも曇りがちなのもしっとりとした色で、なかなかの画だと思います。

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木道を歩くってだけで、わくわくしますし。

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行く先には赤と黄色の絨毯が見えます。このくらいの光だと色濃く見えていいですね。

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雲がさっと引いて蒼空が見えると、いつの間にか、秋色真っ只中にいました。もう、ずっとここにいたい。でも、先も長い。(帰路込)

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今回は産沼方面から破線コースを辿って、栗駒~東栗駒山間の稜線へ向かいます。雨上がりだったからか、ほぼ沢・・・といったトコもあり、初めて来る場合、ちょっと難儀するかもしれません。なお道中、NHKの小さな旅の撮影スタッフさんと遭遇しました。小さい頃から見ています。

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さて栗駒本峰を目にして、

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踵を返して、まずは第一の目的地、東栗駒山に向かいます。なんか雲が増えてきて嫌な予感がしたので、この時本峰を撮っておいて正解でした。

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瞬く間にガスに覆われ、悲しみに包まれます・・・。

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少し奥をみると陽射しも紅葉もあるのですが、行先は反対側。

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と、なんとか栗駒本峰が見えてきました。

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こうしてガスに包まれながら東栗駒山へ進んだのですが、ここから見える紅葉は終わりかけ。残念ながら早々に折り返し、本峰へ向かいました。

ただ、この先、栗駒山の頂上に着いたらさらにガッスガスとなっていったうえ、紅葉の季節とあってか、歩行者天国のような賑わい。先を急ぐこととしました。

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その後、天馬尾根に差し掛かったあたりで小雨が降り出し、気温も下がってきたので、進退にかなり悩みました。

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幸い、天気予報は回復傾向。日頃の行いを懺悔しながら、天候の回復を祈って進み、その甲斐あってか、再び青空の下に戻れました。雲の裂け目からエメラルドグリーンの昭和湖がスッキリと見えてきて、ほっと一息です。

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雲が抜けたこともあり、目指す抹岳までの尾根が見えてきました。この先にあるしろがね湿原が今回、私のちょっとした目的地です。

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雨だったこともあり、足元はちょっと泥濘だらけなのですが・・・。

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青空と陽射しと紅葉があれば、気分は上々です。

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そして心待ちにしていた、しろがね湿原とモンサンミッシェル峰に辿りつけました。この画を見たかったんですよね。

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これまで歩いてきた色彩豊かな絨毯を振り返って。

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素敵な紅葉色でお揃い、お二人はご姉妹とのこと。久々に同行者以外の写真を撮らせていただきました。

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雲がかかると紅葉に光と影がさして好きな画になります。

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最後まで素敵な紅葉が続くので名残惜しいのですが、東京にも帰らないといけません。降られたので温泉にも寄って温まらないと。ということで栗駒山を後にしました。紅葉模様はさまざま。天気も変化し続け、思い出に残る画が多い一日だった気がします。

さて下山時、道中でご一緒した一関市観光協会の方々に、須川湖畔の秣岳登山口から須川温泉までバスで送って頂きました。歩いたら40分くらいかかるんじゃなかろうか・・・。東北の方々のあたたかさに感謝です。

そこで教えて貰ったのですが、観光協会が主催している栗駒山ツアー、バス代やお弁当、温泉代などがセットとなっていて、地元の方々から人気な模様です。

来年以降のご参考まで。https://www.facebook.com/ichinosekitouristinfo/