画を探して

ブログタイトルが決まらないので(仮)のつもりでしたが、そのままこのタイトルになりそうです。

源流辿って秋進みゆく~笠取山

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源流辿って秋進みゆく~笠取山

2019.10.26 笠取山(1,953m)

秋の鳥甲山&秋山郷に行くチャンスを待っていたのですが、この週もお天気に恵まれず、代替案として笠取山を目指すこととにしました。・・・と思いきや、前日の夜になってから、登山口である作場平までの林道が、先日の台風の影響で通行止めになっていることを知ったという体たらく。

他の山も検討してみましたが、天気の都合でいまいち。そこで距離がだいぶ長くなりますが、西側に位置する広瀬ダムを始点とするコースを慌てて調べ直し、現地に向かうことに。ただ、やはりというか、このコースも増水の影響を大きく受けていて、最初の橋から崩壊している上、増水して渡りにくい状況。岩を転がして何とか渡河し、最初の目的地である、雁峠を目指しました。

広瀬ダム~雁峠~分水嶺~笠取山~雁峠~分水嶺~広瀬ダム

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最近の風雨の影響か、広瀬湖もこの色。

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開始早々、橋が崩落していました。靴を脱いで渡れば良いのですが、結構急なのでなるべく慎重に渡ろうと考えて、石を積み、岩を転がし、なんとか通れるようになりました。

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登山道では台風の影響がいろいろな所に出ています。

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水でえぐられた道、倒木などなど。それでも紅葉は徐々に進んでおり、目を和ませてくれます。

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うーん、なかなか浸水していた模様。

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途中から徐々に、森の中を歩いていくようになります。森で見る黄葉、落ち着いた色でまた良いですね。

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この辺りの標高に多い紅葉のカラマツ群も、青空と組み合わさって素敵です。

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注意。

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増水で通りにくくなっている箇所も多く、時折コースを外れては戻っての繰り返し。森の中にいると進路があっているか、ちょっと不安になることもありました。

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紅葉の進む森を抜けると、本稿冒頭の一枚、雁峠に差し掛かります。そこでは目的地である笠取山がはっきりと。

そして少し進むと、小さな分水嶺に着きました。ここから流れでる水が、荒川・多摩川・富士川となります。

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笠取山までの最後の登りを頑張って、無事に山頂へ。中々遠かった・・・。ちょっと雲も増えてきたし、降られると厄介な場所が多かったので、ほどほどに休憩して引き上げることとします。

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さて帰りましょう。

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この日一番紅葉の状態が良かったのは、雁峠の手前でしたね。

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増水時はおさかなだったのでしょうか・・・。

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秋が流れて止まって。

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名残りもちらほらと。

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増水による崩壊部分に注意しながら下山し、無事に登山口まで戻れました。今年の台風の影響の凄まじさをひしひしと感じる一日でした。

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ということで、作場平からの周回ではなく、急遽、選択してみたこのコース。本来は多分、穏やかに登り続ける道なのでしょう。ところが台風の影響で一変、序盤~中盤を中心に崩れている箇所が多く、今後も雨の後は要注意かなと思います。

ただ、雁峠から少し燕岳側にのぼった辺りの風景(冒頭1枚目)や、笠取山までの一本道(冒頭2枚目)など、目を奪われる画が多いコースなことも確かです。色々な景色を見れる、充実した一日となりました。