段々と染まる滝を眺めて~西沢渓谷
段々と染まる滝を眺めて~西沢渓谷
2019.11.2 西沢渓谷
今年は紅葉の進みが遅く、見頃には少し早そうでしたが、西沢渓谷をのんびりと周遊してきました。事前の下調べで、台風の影響で増水している箇所が多いと聞いて、不安を抱えたまま出発。ただ、そのほとんどを地元の方々が整備して下さっており、危なげなく回ることができました。
西沢渓谷入口~ネトリ大橋~七ツ釜五段の滝~旧森林軌道~ネトリ大橋~西沢渓谷入口ム
なかなかの賑わいです。ところどころ渋滞していましたが、早めに出立したので、それほど困らなかったです。
増水している箇所は、アウトドアor登山靴が欲しい状況。
終点までたどり着いたら、旧トロッコ道を折り返します。
ネトリ大橋まで戻って、懐かしの鶏冠山。この日は一日中、鶏冠山を眺めて楽しめました。
季節を楽しめるハイキングコースとして人気ある西沢渓谷。標高をあげるにつれて紅葉の様子が変化し、大小さまざまな滝の景色と相まって、一日中楽しめました。
鶏冠山への経路として通ったことがあるものの、周遊するのは初めて。滝があらわれだしてからは、鎖で整備されているものの、濡れて滑りやすい場所が多く、相応の靴や手袋があると安心です。
源流辿って秋進みゆく~笠取山
源流辿って秋進みゆく~笠取山
2019.10.26 笠取山(1,953m)
秋の鳥甲山&秋山郷に行くチャンスを待っていたのですが、この週もお天気に恵まれず、代替案として笠取山を目指すこととにしました。・・・と思いきや、前日の夜になってから、登山口である作場平までの林道が、先日の台風の影響で通行止めになっていることを知ったという体たらく。
他の山も検討してみましたが、天気の都合でいまいち。そこで距離がだいぶ長くなりますが、西側に位置する広瀬ダムを始点とするコースを慌てて調べ直し、現地に向かうことに。ただ、やはりというか、このコースも増水の影響を大きく受けていて、最初の橋から崩壊している上、増水して渡りにくい状況。岩を転がして何とか渡河し、最初の目的地である、雁峠を目指しました。
広瀬ダム~雁峠~分水嶺~笠取山~雁峠~分水嶺~広瀬ダム
最近の風雨の影響か、広瀬湖もこの色。
開始早々、橋が崩落していました。靴を脱いで渡れば良いのですが、結構急なのでなるべく慎重に渡ろうと考えて、石を積み、岩を転がし、なんとか通れるようになりました。
登山道では台風の影響がいろいろな所に出ています。
水でえぐられた道、倒木などなど。それでも紅葉は徐々に進んでおり、目を和ませてくれます。
うーん、なかなか浸水していた模様。
途中から徐々に、森の中を歩いていくようになります。森で見る黄葉、落ち着いた色でまた良いですね。
この辺りの標高に多い紅葉のカラマツ群も、青空と組み合わさって素敵です。
注意。
増水で通りにくくなっている箇所も多く、時折コースを外れては戻っての繰り返し。森の中にいると進路があっているか、ちょっと不安になることもありました。
紅葉の進む森を抜けると、本稿冒頭の一枚、雁峠に差し掛かります。そこでは目的地である笠取山がはっきりと。
そして少し進むと、小さな分水嶺に着きました。ここから流れでる水が、荒川・多摩川・富士川となります。
笠取山までの最後の登りを頑張って、無事に山頂へ。中々遠かった・・・。ちょっと雲も増えてきたし、降られると厄介な場所が多かったので、ほどほどに休憩して引き上げることとします。
さて帰りましょう。
この日一番紅葉の状態が良かったのは、雁峠の手前でしたね。
増水時はおさかなだったのでしょうか・・・。
秋が流れて止まって。
名残りもちらほらと。
増水による崩壊部分に注意しながら下山し、無事に登山口まで戻れました。今年の台風の影響の凄まじさをひしひしと感じる一日でした。
ということで、作場平からの周回ではなく、急遽、選択してみたこのコース。本来は多分、穏やかに登り続ける道なのでしょう。ところが台風の影響で一変、序盤~中盤を中心に崩れている箇所が多く、今後も雨の後は要注意かなと思います。
ただ、雁峠から少し燕岳側にのぼった辺りの風景(冒頭1枚目)や、笠取山までの一本道(冒頭2枚目)など、目を奪われる画が多いコースなことも確かです。色々な景色を見れる、充実した一日となりました。
天馬尾根の秋色~栗駒山
天馬尾根の秋色~栗駒山
2019.10.6 東栗駒山(1,434m)~栗駒山(1,627m)~秣岳(1,424m)
妙高・火打方面の計画を練っていたのですが、この週も天気がどうにも思わしくなく。それならいっそ東北まで行きますか!と、秋色を求めて栗駒山まで行ってきました。
ところが遥々来たにも関わらず、早朝辺りまで小雨が止まなくて、登り始めて天気が回復してきたと思いきや、次第にガスに包まれたり、雨に降られたりと難しいお天気の一日でした。また残念ながら、東栗駒から本峰にかけての紅葉の絨毯はほぼ終わりかけ。ただ、後ほど紹介する天馬尾根から秣岳を巡る旅路は期待通り。栗駒山に行くなら是非、歩いてみてほしいコースです。
須川温泉~名残ヶ原~産沼~東栗駒山~栗駒山~天馬尾根~秣岳~須川湖畔
まだ小雨が降っていますが、夜も明けてきたので、駐車場のある須川温泉を後にします。温泉あっつあつ。帰りに寄れるかな?今回も片道5時間の運転、有難うございました。
温泉の流れる横を登って、登山開始。
雨露が残る登山道を歩きます。
少し歩くと名残ヶ原という名所に到着しました。お天気が良ければさぞ絶景なのでしょう。
でも曇りがちなのもしっとりとした色で、なかなかの画だと思います。
木道を歩くってだけで、わくわくしますし。
行く先には赤と黄色の絨毯が見えます。このくらいの光だと色濃く見えていいですね。
雲がさっと引いて蒼空が見えると、いつの間にか、秋色真っ只中にいました。もう、ずっとここにいたい。でも、先も長い。(帰路込)
今回は産沼方面から破線コースを辿って、栗駒~東栗駒山間の稜線へ向かいます。雨上がりだったからか、ほぼ沢・・・といったトコもあり、初めて来る場合、ちょっと難儀するかもしれません。なお道中、NHKの小さな旅の撮影スタッフさんと遭遇しました。小さい頃から見ています。
さて栗駒本峰を目にして、
踵を返して、まずは第一の目的地、東栗駒山に向かいます。なんか雲が増えてきて嫌な予感がしたので、この時本峰を撮っておいて正解でした。
瞬く間にガスに覆われ、悲しみに包まれます・・・。
少し奥をみると陽射しも紅葉もあるのですが、行先は反対側。
と、なんとか栗駒本峰が見えてきました。
こうしてガスに包まれながら東栗駒山へ進んだのですが、ここから見える紅葉は終わりかけ。残念ながら早々に折り返し、本峰へ向かいました。
ただ、この先、栗駒山の頂上に着いたらさらにガッスガスとなっていったうえ、紅葉の季節とあってか、歩行者天国のような賑わい。先を急ぐこととしました。
その後、天馬尾根に差し掛かったあたりで小雨が降り出し、気温も下がってきたので、進退にかなり悩みました。
幸い、天気予報は回復傾向。日頃の行いを懺悔しながら、天候の回復を祈って進み、その甲斐あってか、再び青空の下に戻れました。雲の裂け目からエメラルドグリーンの昭和湖がスッキリと見えてきて、ほっと一息です。
雲が抜けたこともあり、目指す抹岳までの尾根が見えてきました。この先にあるしろがね湿原が今回、私のちょっとした目的地です。
雨だったこともあり、足元はちょっと泥濘だらけなのですが・・・。
青空と陽射しと紅葉があれば、気分は上々です。
そして心待ちにしていた、しろがね湿原とモンサンミッシェル峰に辿りつけました。この画を見たかったんですよね。
これまで歩いてきた色彩豊かな絨毯を振り返って。
素敵な紅葉色でお揃い、お二人はご姉妹とのこと。久々に同行者以外の写真を撮らせていただきました。
雲がかかると紅葉に光と影がさして好きな画になります。
最後まで素敵な紅葉が続くので名残惜しいのですが、東京にも帰らないといけません。降られたので温泉にも寄って温まらないと。ということで栗駒山を後にしました。紅葉模様はさまざま。天気も変化し続け、思い出に残る画が多い一日だった気がします。
さて下山時、道中でご一緒した一関市観光協会の方々に、須川湖畔の秣岳登山口から須川温泉までバスで送って頂きました。歩いたら40分くらいかかるんじゃなかろうか・・・。東北の方々のあたたかさに感謝です。
そこで教えて貰ったのですが、観光協会が主催している栗駒山ツアー、バス代やお弁当、温泉代などがセットとなっていて、地元の方々から人気な模様です。
日陰を探す、万博記念公園
日陰を探す、万博記念公園
大阪の仕事あがりに、万博記念公園で一息。幼い頃に花博で訪れたのと、10年ほど前に民博に行ったこと、その2回しか来たことがなく、公園そのものを見て回るのが初めて。思っていたよりずっと広く、そして水が多い公園だなぁという印象でした。
紅葉の季節に来たらまた綺麗なのでしょう。秋を感じに行こうと思ったら残暑模様だったのがなんともはや。ただ平日の公園は人も少なく、カメラ片手にのんびりできて、気が和みます。
ちょっと面白かったのが、ソラード(森の空中観察路)。空中から森の大きさや生態を観測するための道・塔、という趣向で作られていて、風に揺られながら気持ちよく歩けます。(高所恐怖症的には、歩くのはドキドキなのですが・・・)
白露結ぶ多摩丘陵~長沼公園・平沼城址公園
白露結ぶ多摩丘陵~長沼公園・平沼城址公園
長沼駅~長沼公園~東京薬科大学~平沼城址公園~平沼城址公園駅
秋分の日、雨上がりの多摩丘陵に出かけてみました。長沼公園から平沼城址公園を巡るルートは、花好きの方向けのコースとして有名で、以前から行ってみたかったトコ。秋を探しに行くにはちょっと早いお散歩です。
※カエルの写真が1枚あります。苦手な人はご注意下さい。
このコースのお楽しみは、そう、東京薬科大学の構内にある植物園!これまた初めて行くので楽しみにしていたのですが・・・、この日はおやすみでした。とほほ。日曜日もおやすみなので、くれぐれもご注意ください。下調べは大事です。
結局朝から昼過ぎまでまわって、帰途につきました。春、秋、冬、季節を感じたいときにまた訪れたいコースです。
晩夏を乗り越えて~八海山
晩夏を乗り越えて~八海山
9.8 八海山八ッ峰~入道岳(1,778m)
台風の迫る頃、 ・・・。いつも台風迫る頃に山にいますね・・・。それはさておき、台風が関東に迫ってくるなら来ないトコまで登りに行けば良いんじゃない?と誰かが言い出し、新潟は八海山へ行ってきました。ただこの日の新潟は朝から酷暑で、中々ハードな一日。持っていく水が全然足りなかったり、ギラギラ太陽で写真の色味が難しかったりと、反省の多い旅でした。
八海山ロープウェイ~女人堂~薬師岳~千本檜小屋~八ッ峰~入道岳~迂回路~千本檜小屋~女人堂~八海山ロープウェイ
八海山には、麓から登っていく屏風道や新開道、そしてロープウェーで四合目まで登ってから稜線を歩いていくコースがありますが、今回は後者を選択。序盤から岩場を堪能し続ける一日の始まりです。
一登りするとまずは女人堂に到着。そこから長い鎖場を堪能しつつ登っていくと、およそ1時間ほどで最初の目的地、薬師岳に着きます。
千本檜小屋の奥に見えるのが、八ッ峰の第一峰である地蔵岳。ここからが本番です。
小屋を過ぎたあたりで既にかなりの暑さ。少しでも風が欲しい!
さてこの日は五竜岳でご一緒したSさんが、茨城から合流してくれて4人旅。山で出会った人と一緒に登るのはかなり久々で、とても楽しい一日でした。
八ッ峰はきっちり鎖が整備されているものの、踏み外したら勿論、軽傷では済まないような所ばかりです。待っている間がちょっと暑いのですが、皆で声を掛け合いながら、一つひとつの鎖場を通過していきます。
中間くらいまで来てから地蔵岳の方面を振り返ると、険しい山々と雄大な田園風景が一望できて、とても気持ち良く思います。
高度感ある場所が多いので、ある程度岩に慣れてから来たいトコですね。
さてここが核心部、少し長い鎖です。濡れていたら来たくないトコだなーと。
基部から見上げると、この高さ。
ということで無事に八ッ峰の岩場は終了。
時間もありますし、折角なので奥にある入道岳まで足を延ばしてみます。
入道岳からは、さらにその先にそびえる中ノ岳の雄姿が望めます。これは縦走するにはちょっとハードそうですね。でもいつか、越後三山をまわってみたい気もします。
帰りはさらっと迂回路を通って、ロープウェーを目指すこととします。
この時点で暑さで参っていたので、迂回路ではあまり写真を撮っていません。風に吹かれながら歩いていたのですが、千本檜小屋まで1時間ほどと、意外と長かったのが印象的です。だいぶ岩場を歩いてきたんですね。
試合終了のゴングを鳴らして、ロープウェーへ。
下りのロープウェーの寂寥感、いいですね。ただ今回はこれから、台風に突っ込む方角に帰らなければなりません。家に帰るまでが旅・・・。
とかいいつつ、つなんポークをふらふらと食べに行っていました。新潟はおコメと共に、豚肉王国なのです。ごちそうさまでした。
こうしてやっと、名高い八海山を巡ることができました。岩場が続く八ッ峰コースは、天気が良ければ鎖場+景色好きが楽しめそうな良コース。新緑や秋の紅葉の時期に来ると、もっと楽しめるのかもしれません。ただ標高が1,700mほどということもあって、暑い時期に行くのはちょっと注意。涼しい新潟方面といえど、中々の暑さです。
夏、後立山連峰~爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳②
夏、後立山連峰~爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳②
2019.8.14 五竜岳(2,814m)
2日目、夜明け前。前日夜から降り始めた雨は止んだものの、外に出たら濃いガスが立ち込めていて、岩もかなり濡れている状況。真っ暗の中を進むのはちょっと危なそうですが、扇沢までバスで戻ろうと考えていたので、出立があまり遅くなるのもまずい。そこで夜がうっすらと白むのを待って、慎重に行動開始です。目指せ、五竜岳。
キレット小屋~五竜岳~五竜山荘~遠見尾根~アルプス平駅(白馬五竜テレキャビンで麓へ)
▼1日目はこちら
最初こそ濃かったガスは少しずつ晴れはじめ、
素敵な朝を迎えられました。
おはようございます...!
岩はまだしっとりと濡れており、緊張しながら昇り降りを続けます。前日よりこの日の方が岩登りしている時間が多く、楽しかったです。
初めてのブロッケン体験。
そして雲が抜けると、目指す五竜岳とP5の雄姿が目に入ってきました。まだまだかなり遠いけど、これは楽しみ。段々雲が登ってきているので、その前に登り切れるかな?
岩と緑、雄大な稜線にかかる雲もまた素敵です。
徐々に急斜面を登っていくことに。
本峰の手前には長く急なザレ場が続きます。
そして・・・鹿島槍ヶ岳に続き、ここでも山頂は真っ白。がっくり。山頂からの稜線写真はまたの機会にお預けとなりました。
下山しながら、雲海の果てを見て。
五竜岳も頂上はガスっていたのですが、その前後では蒼い空と雲海が広がり、素敵な画が沢山見れました。
最後まで、山頂の姿は見えたり隠れたり。
五竜山荘までは岩場が続くので慎重に降りていきます。
さて、五竜山荘まで戻ったところで山岳警備隊の方々が台風接近に関する注意を促しており、多くの登山客が今後の進路に悩んでいました。我々は早々に引き上げる気だったので、ちょっと休憩をはさんで遠見尾根に針路をとります。その際、小屋前で話した方と、一緒になって下山することとなりました。
3人で長く暑い遠見尾根を進んだのですが、雲も多く、鹿島槍や五竜の景観はお預け。残念でしたが、無事に台風から逃げ帰れたので仕方なしかなと。なお、この方とは後日、八海山に一緒にいくことになって、嬉しかったです。
夏休み真っ只中ということもあり、アルプス平付近は登山ではなく、観光目的の方も大勢いらっしゃいました。
ケルンが見えてきたのでもう一息。下界の街並みがうっすら見えてくるのが素敵ですね。
その後、テレキャビンまで到着し、最高のファンタで3人の親睦を深めました。
やっと行けた、鹿島槍・五竜。1泊で行けるか少し不安だったのですが、暑さでよれよれになりながらも、夏の稜線を満喫してきました。いつかまた、鹿島槍や五竜、遠見尾根からの稜線を眺めに行ってみたいものです。
そして、三大キレットで残すは、不帰キレットとなりました。是非ここも辿ってみたいですね。
夏、後立山連峰~爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳①
夏、後立山連峰~爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳①
2019.8.13 爺ヶ岳(2,670m) / 鹿島槍ヶ岳(2,889m)
台風が徐々に迫ってくるお盆真っ只中。 扇沢から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳と1泊2日で歩いてきました。鹿島槍と五竜の山頂ではガスに覆われてしまったのですが、それまでの道中では雲と稜線をのんびり眺めて歩けた、充実した2日間でした。
扇沢~種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘~鹿島槍ヶ岳~八峰キレット~キレット小屋
初日・二日目ともに長旅なので朝4時頃に出立することに。遅く出て暑くなるのも嫌ですからね。GW前に登った針ノ木雪渓に陽光が差し込むのを眺めながら、すがすがしく朝を迎えました。
序盤にあまり危険な場所はないのですが、この辺りは落石注意。
そろそろ雲と同じくらいの標高に。
さすがに真夏とあって、早朝を過ぎるとすぐに暑くなってきます。ちょうどその頃、種池山荘に到着。ここまで来ると爽やかな風に吹かれることができ、そんな中、見回す朝の景色がとても素敵です。
この稜線も縦走してみたいですね。
さて、種池山荘を過ぎると、最初の目的地である爺ヶ岳がどっしりと眼前にそびえて見えます。
少し長い登りですが、どの方角を見回しても素敵な山稜が見えるので、気分爽快。
そうこうしているうちに、爺ヶ岳の山頂に到着しました。早朝出発したから良いものの、もっと暑い中、ここまで来るのはちょっとつらそうですね・・・。
さて、山頂からは剱・立山、槍まで見通せるうえ、稜線の先に双耳の鹿島槍が待ち構えているのも見れます。道中、この猫耳姿を横目に登ってこれるのがなんともワクワクしたのを覚えています。
雲海が素敵です。
北峰、本峰、南峰、それぞれから隣を見て。
さぁ、目指すはあの鹿島槍ヶ岳です。
次の目的地、鹿島槍ヶ岳まではかなりの距離があります。かなり暑くなってきましたが柔らかな風があるので、ペースを上げすぎずにゆっくり進むこととします。冷池山荘では水も販売してくれていて補給も万全。ありがたいことです。
道中の花を撮影しながら。
私は花の撮影をしていると気が和むのですが、同行者はその間、ただ暑いようで・・・。
次の目的地はあの上かな?
時折見える、立山と劔岳の雄姿に励まされて。
さて鹿島槍までもう一息の、布引山。ここからの景色がとても素敵なので、雲が流れるのを見ながら一休み。でも今思えば、ここでゆっくりしすぎたのかも?
雲が取れて、両方の山頂が見えてきます。できれば山頂から、次に進む稜線を見たいなぁなんて甘く考えていたのですが・・・。
山頂についたらガスがかかっていて、あたりは真っ白でした。
これまでの稜線、ここからの稜線の写真を撮るのを楽しみにしていたので、とても残念・・・。とはいえ、北峰を越えたら、難所である八峰キレットがはじまります。あんまりのんびりしているわけにもいかないので、先を急ぐこととしました。
横は崖なので注意しながら。
時には梯子を渡り、
時には谷を進む、八峰キレット。この辺りは岩登りというよりは、高度感のある所を進むのが主体だったと記憶しています。
可愛い看板にちょっと和まされながら、小屋を目指します。
そんなに痩せている道ではないのですが、鎖が無かったら中々の恐怖感かも。
キレットを進むことを暫く、噂には聞いていましたが、あんな所に...と驚く位置に、キレット小屋があらわれます。今夜はこの小屋に宿泊し、明日は引き続き、八峰キレットを進みながら五竜岳を目指します。台風が迫ってくるので、未明には出ないといけません。まずはビール飲んで、まったり一息です。
▼2日目はこちら